2011年8月23日火曜日

またまたスポーツ関係だが

8月23日(


野球奨学生排除論を排す

全国高校野球選手権大会が終わって、またまたこのような論調がマスコミに目立つ (8月22日の日本経済新聞朝刊) 高校野球の周りに群がる大人たちのいやらしさは目に余る。

何で 高校野球だけ、高校野球留学(奨学生)がいけないのだろう? ゴルフだったら、宮里藍も、有村も、池田も皆 留学生、、、 勉強だったらラ・サール高校 なんて、全寮で鹿児島以外の人間がゴマンといて、高校生クイズで優勝したって、だれも県外生だと問題にしないのに、、、、

外国では、スポーツ奨学生はあまりにも当たり前すぎて、このようなあほなこという人は一人も居ない。 同じ教育なのに、なぜ野球だけ特殊なんだろう? 多分この筆者のように野球一筋の人間で凝り固まった社会だからだろう。

この手の輩は、純粋に地元の学校が、活躍してくれて喜んでいる被災者を含む人たちに水をかけたようなものだと思う。 ”自分たちの聖域さえ守れれば良い”、、、という考えでは、京都の大文字焼きと同じようなものだ。

今の若い人たちがあまりに内向きな中で、積極的に親元を離れて、3年間一つのことに打ち込める環境を積極的にサポートしたい。

もしも東北に スポーツ奨学生制度が無かったら、ダルビッシュも、宮里藍も、池田雄太、も今のようではなかったはず、、、、  心優しい 東北で 過ごした 3年間は 彼らの成長を、すごく助けたと思う。  親元から通える地元の学校で、とても東北で過ごしたほどのものを得られたとは思えない。 マー君だって大阪に居たら、 あれほど伸びたかどうかわからない。

このような中で、 地元の高校生たちが、実力でレギュラーをとってこそ、本当に強い東北野球になると信じている。

親は本当に子どもの成長を願うなら、なるべく子どもを早く放しなさい、周りの人間はそれを阻害するようなことをしてはならないのは、高校野球だって同じことだと思う。

2011年8月18日木曜日

またまた、、気になって仕方がない言葉

818日(木)

ランエンドヒット:

一時 ランエンドヒット なんて英語はないんだから、ヒットエンドラン と言おうという人が多かったが、また最近、放送でもよく聞くし、新聞までも書かれているので、気になる。

この言葉は根が深くて、元は早稲田の飛田穂洲 あたりに遡ると思われる。 今で言えば 広岡達郎氏あたりが、この言葉の急先鋒だろう。

最初は単純に英語の解釈がおかしくて、AND を“そして” と訳すことから、売ってから走るのではなく、走ってから打つのだから “ランエンドヒット”が正しいと、言っていたように思う。 AND は当然 何とかと何とかが同時に起こる 時に使われる ANDで 決して 売ってから、走るという 表現ではない。 じゃ、“ Run and Hit” でも良いではないかと言われるが、これは 英語のリズム的におかしい。

ストライクをボールより先に コールしていたのを 最近国際共通の ボールから先にコールするように 改めたばかりだが、また このようなことが、起こっている。 ランエンドヒット だと言っている人、これが教育関係者が多いのがまた問題、の筋が全く通らないので、なぜまだ跋扈しているか、とても不思議に思う次第、、、、、

2011年8月12日金曜日

気になって仕方がない事

812日(金)

ラグビー選手 口髭事件:

スポーツ選手に口髭流行っているのかな? 今はしていないが、巨人の小笠原、Fマリノスの中澤、などときどき見かける。 ラグビーでは神戸製鋼の大先輩平尾がやっていましたね、、、単純な疑問だけど、どういうつもりで口髭をはやしたのだろう? 皆違う理由かもしれないが、、、、単純にバカなことをしたと言う気がしないのはなぜだろう? 口髭は剃っているが、自分が髭を生やしているからか?

ラグビー協会だって、ほかのスポーツ団体だって、禁止薬物リストは持っていて、選手にも徹底しているはず、でも、毛生え薬はリストしていても、口髭は盲点でしょう、、、、ほかのスポーツ団体も気を付けなければならないだろう。 格闘技系は強そうに見せたいという気もあるはずだから特に気を付けないと、、、“もって他山の石となすべきか”

朝日新聞より

“日本ラグビー協会は10日、4月に行った抜き打ちのドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示し、暫定的資格停止処分を受けていた元日本代表、山中亮平選手(23)=神戸製鋼=に対し、国際ラグビーボード(IRB)が裁定した2013年4月27日まで2年間の資格停止処分を受け入れると発表した。

 同選手は大阪・東海大仰星高と早大で活躍後、今春に神戸製鋼入りした有望選手。宮崎での日本代表候補強化合宿中の検査で男性化ステロイド薬の成分が検出された。7月にIRBの聴聞会で頭髪以外の体毛を増やす育毛剤を口ひげを増やすために使用、ドーピング目的ではないと釈明したが、2年間の資格停止処分の軽減にはならなかった。“

2011年8月5日金曜日

気にはなるが、あまり言いたくはなかった事

8月5日(金)



原子力発電と代替エネルギー


今日の日経 吉本隆明 の意見: (一寸長いが、私の言いたいことを上手くまとめてあるようなので)


「原発をやめる、という選択は考えられない。 原子力の問題は、原理的には人間の皮膚や硬い物質を透過する放射線を産業利用するまでに科学が発達を遂げてしまった、という点にある。燃料としては桁違いにコストが安いが、そのかわり、使い方を間違えると 大変な危険を伴う。しかし、発達してしまった科学を後戻りさせるという選択肢はあり得ない。 それは人類をやめろ、というのと同じです。

だから危険な場所まで科学を発達させたことを人類の知恵が生み出した原罪と考えて、科学者と現場スタッフの知恵を集め、お金をかけて完璧な防御装置を作る以外に方法はない。 今回のように危険性を知らせない、とか安全性で不注意があるというのは論外です」


友人の I氏の 太陽光発電に関する意見: (太陽光発電は世の中一般に思わされているように、簡単ではなく、一筋縄でいかないこと)


日本では実効発電%12% と言われています (孫正義氏が参照しているデューク大の研究者の論文では 太陽の強いノースカロライナの実効%15%だそうです)。
 日本での1000万戸による実際の平均発電量は:
 4kw x 1000万戸 x12% = 480kw
これは原発の6000万kwの 8% でしかありません。1000万戸に乗せるための国・地方自治体からの補助は巨大ですが それで生み出される太陽光発電量はえらく小さいことがわかります。菅さんはこれを知らな
かったのでしょう。


吉本隆明もI氏も 菅総理の大学の先輩、辞めない総理は学生時代市民運動ばかりしていて勉強していなかったのか、学生運動のカリスマの意見までも聞く耳も無かったような独断的な人物なのか、、、、


そのほかの 風力発電、地熱発電 なども、一筋縄ではいかない点は同じ、、、おいおい気が向いたら書きます。

2011年8月2日火曜日

気になって仕方がない事

原発関係のことは 言わないつもりだったが、あまりにも無茶苦茶な報道が多いので、、、

7月31日(日)

放射線モニタリングポスト:

日経の社会面に毎日各地の放射線量が載っているが、これがまた、見れば見るほど不可解。 一週間ほど間をおいて、2回のデータを載せると、、

モニタリングポストの値と、地上1m の値が微妙に違うのだ、、、 これはモニタリングポスト の高さが場所によって異なるからに他ならない。モニタリングポストの高さは注を見ると 2.5m – 80.3m とある。 それでも 1m の値より高い値もあるなど、データはまるで同じものを比較しているとは思えない。

福島県は実施していないが、これは1mの値しか図っていないということなのだろう。

1m の値は Apple to Apple の比較をするために載せているのだろうが、この表を見る限り、測定条件を同じにしないで測ると、何を測っているかまるで分らない。

1m の値を比べてみると、福島市は10倍程度高いが、他のところは、西日本と変わらない数値である。 東京とか神奈川でも 神経質に自分で放射線形を買って調べている輩が多いが、みなさん同じ条件で測測っているとはとても思えない。 そういう人たちの測った、訳のわからないデータが一人歩きしているのが現状、、、、気持ちは分からないことはないが、放射線アレルギーの後遺症でしょうね。

事故の後、放射能が怖いと関西に逃げた人が結構居るが、一般に大阪の放射線量は東京よりも高いのです。 これは原発の事故に関係なく昔からです。 御影石が多いからって言う説もありますが、 大阪の発ガン率が他と比べて高いなどということは知らないし、要は気にするレベルでない放射線量でびくびくしているってことです。


放射線汚染肉牛:

牛肉の問題もひどいですね、、、何がひどいって、問題への過剰反応と、被災地への風評被害をはじめとする仕打ちですよ、、、、

あれぐらいのレベルなら、食べたって全く問題ないのに、、、、、

せめて 我々のような、もう仕事はほぼ終わり、何をやっても寿命に関係がなく、 少し放射能でも浴びないとボケ防止にならないような 人間で ”東北の牛肉を率先して食べる会”でも作って政府に希望者には出荷規制を緩めるように働きかけたいと思うほど、、、、

とにかく、今のマスコミの論調など、原発憎ければ、すべて憎し でしょう? 無知なお母さんたちが ”何を信じてよいか判らない” と言っても、それが自分たちのことも言われているとは、思おうとせずに、全て 東電と 政府のせいにすればよいと思っている。

もうひとつ感じたのは、やはり”日本の牛肉 はおかしい” ということ、 ‐‐‐ 出荷を抑えると、牛が メタボになり、成人病を起こす‐‐‐ という 報道があったが、これって、そんな太りすぎの牛の脂を食っていては、人間が成人病になるってこと、、、A5ランクの牛肉なんかばかり食べていると、放射能以前に 成人病になってしまう。

福島牛肉食って 放射線理由のがんになるリスクは、A5 ランクの牛を食って 心筋梗塞・脳梗塞 起こすリスク よりはるかに低いと思いませんか?

もっとも、私自身はあまり脂の強い牛肉は嫌いで、世界で一番おいしい肉は スコットランドの アンガス ビーフ だと思っていますけどね。


黄砂で脳梗塞リスク上昇:

やはり731日の日経朝刊から、

、、、

重症タイプだけに限っているとはいえ、1.5倍にもなる発症リスクなんて 放射能関係では聞いたこともない高い数字です、

これも、 牛肉食って 放射線理由のがんになるリスクは、 黄砂を吸い込んで脳梗塞になるリスク よりもはるかに低いと思いませんか?


原子力発電なんて 頼らないに越したことはないけど、すぐに全部止めることなど、とてもできない世の中です。皆が江戸時代の暮らしをできれば楽勝だけど、マスコミが言うようには再生型エネルギーに今すぐ替えることはとてもできないことについては、いずれ機会があったら、書こうと思う。

せめて リスクの大小の正しい認識をもって、余計な不安だけを煽ることはやめて欲しいものだ。