2011年10月24日月曜日

ワールドカップ・ラグビー 5

1024日(


決勝は大接戦、フランス期待にたがわぬ戦い


フランス vs ニュージーランド の決勝、”ニュージーランドが、20点差以上の大差か、大接戦のどちらで勝ち” と予想したが、結果は8対7という大接戦。 


今回 強豪国(Tier 1)同士の戦いでは 1点差 というのが結構あったが、この1点の重みがまた超えられない壁のような気がする。


フランスはいつもこういう戦いをすれば、優勝も可能だが、抜いたときに格下に負けるのは今回も変わらなかった。 やはり国民性なのか?

体格も、スキルも、ニュージーランドと変わらない、、、あとは、Discipline をどうやっていつも保つか、、、ナポレオン、ジダン、のようなリーダーが居ないと無理なのか?


ニュージーランド:今回はけが人続出、ついに第4のスタンドオフ(SO)まで登場したが、それでも チーム力があまり落ちないのはさすが、、、これが逆にいつもワールドカップ直前までメンバーを固定できない原因で、過去のワールドカップで、一回しか勝てなかった大きな理由のひとつだろう。


3位決定戦、私はモチベーションの高いウェールズが 勝つと予想したが、はずれ、賭け屋の予想が当たってしまった。 でもウェールズは今大会でベストのチームだったと思う。

いつもそうだが、ワールドカップが終わるたびに、日本とトップとの差が開いてきているように感じる。

 

トップリーグを見ていると、がちがち当たって、すごいなと思うのだが、ワールドカップを見ると、当たりあいはそんなものではない、国と国が本気で戦うときの怖さ、痛さ、を感じてしまう。

いくらトップリーグで、世界のトップ選手を集めても、伸びるのはスキルと体力で、いざというときに頑張れる”心”は 国と国の代表が本気で戦うテストマッチ(サッカーの人たちは間違って使っていますね)を ランキング 1位ー 10位 までの強豪国 (Tier 1)と定期的にやることが必要だと思う。 パシフィック・ネーション・カップ も オールブラックス とワラビーズ を引っ張り出さないことには、どうにもならない。


2015イングランド大会、その次はいよいよ2019日本大会、なんとかその差を詰めて欲しいと思う。

2011年10月19日水曜日

ワールドカップ・ラグビー 4

1019日(


準決勝の予想的中


フランス vs ニュージーランド の決勝の予想は大方の方と同じだろう。

ただウェールズは惜しかった、それでも勝ったフランスの自力が上だった。

オーストラリアは期待したほどは良くなかった、、、


ニュージーランドにとってフランスは憎き仇、過去二回ワールドカップでフランスに負けているのだ。 フランスチームはむら気で、予選では全くニュージーランドに歯が立たず、トンガにも敗れたが、トーナメント1回戦で予想に反してイングランドを破ったが、準決勝ではまたウェールズにあわや敗戦。 このいい加減さがフランスらしく、ニュージーランドの最も警戒するところ。


ニュージーランドがフランスを苦手にする理由は:

ニュージーランドはフランスに対してフィジカルでもスキルでも甲乙つけがたいところ、優れているのは 英語で言う Discipline、 日本語で言ったら 統制、規律、団結力、 のようなものだが、いざとなるとこれが発揮されるのが フランス。


ニュージーランドは過去のテストマッチ(国代表同士の本気の試合、ワールドカップを含む)では全ての国に勝ち越しているが、南アフリカ、オーストラリア以外は7割以上の勝率、その中で一番善戦しているのが、フランスで、 ニュージーランドの37勝12敗。

北半球では一番期待できるのです。


面白い決勝戦を期待する。 賭屋の予想(ODDs)は断然ニュージーランド。

私の予想はやはり地元の応援の力で ニュージーランド、20点差以上になるか、大接戦のどちらかだろう。


ついでに3位決定戦、オーストラリア 対 ウェールズ、 地力は断然 オーストラリアだが、私はモチベーションの高いウェールズが 勝つと予想する。 賭屋の予想(ODDs)は オーストラリア有利。

2011年10月10日月曜日

ワールドカップ・ラグビー 3

1010日(


準々決勝の予想は 1勝3敗


先週 準決勝の組み合わせは アイルランド vs イングランド、南ア vs ニュージーランド と予想したが、大外れ、ニュージーランド しか当たらず、1勝3敗。


ウェールズ、フランス、オーストラリア、アルゼンチン の劣勢と予想された 国々の頑張りは見事としか言いようがなかった。

このレベルの実力拮抗したチームは 死ぬ気で戦ったときにものすごい力を見せることを目の当たりにした。


ここで過去の優勝チームでプール戦で負けたチームはないというジンクスは生きているのか疑問になるが、生きていれば、ニュージーランドしかない。

ただ、SO カーターは負傷して出られそうにないし、圧倒的な力の差はない。

準決勝のオーストラリア、多分決勝のフランスには過去のワールドカップで2敗していて、ニュージーランドとしてはやりにくい相手、、、


それでも思い切って予想すると、フランス vs ニュージーランド の決勝か?

フランスはむら気なので、ウェールズにもがんばって欲しいが、、、

ウェールズとオーストラリアが勝つとすると、伸び盛りの若手の活躍が鍵、、、

2011年10月3日月曜日

ワールドカップ・ラグビー 2

103日(


組み合わせ予想は当たってしまった

その結果、私の独断での、準々決勝組み合わせ予想、

アイルランド(6) vs ウェールズ(7)

イングランド(4) vs フランス(5)

南アフリカ(2) vs オーストラリア(3)

ニュージーランド(1) vs アルゼンチン (9)

が見事というか、当たってしまい、 北半球 と 南半球に綺麗に分かれてしまった。 (カッコ内はランキング)


これまで、のプール戦(予選リーグ)で」調子のよかったのは、アイルランド、今年の6-Nations の時から明らかに調子を上げていて、しかも 今回が最後と思われるオドリスコル主将の下、すごい集中力を保っている。

その次に調子がよいと思われるのが、イングランド、南アフリカ、ウェールズ、まあまあが、ニュージーランド、アルゼンチン、一寸と思うのがオーストラリア、全く期待はずれはフランス。


過去の優勝チームで、プール戦で負けたチームは無い。 このことから予想すると、残るのは、アイルランド‐ イングランド、そして 南アフリカ - ニュージーランドとなる。

激戦はあるだろうが、多分こうなると思う。


決勝の組み合わせ予想は、準決勝終了時点にまたやるが、今は前回の予想、

イングランド vs ニュージーランド が妥当なところか、、、


激戦の準々決勝での負傷者がその後の展開を変えることは間違いない。

今回もニュージーランドの世界最高のスタンドオフ、カーターが負傷しているのではないかということが、予想する側にとっては、悩みの種。


いま、まあまあの調子のチームで今後上向きなところが優勝しそうな感じがする。

2011年9月26日月曜日

ワールドカップ・ラグビー

926日(月)

決勝トーナメントは変な組み合わせになりそう:

どちらかというと、私にはサッカーより好きなラグビーだが、日本は期待はずれ。   これには、いろいろな理由がありそうだが、いずれ改めて書くことにする。

予選、ラグビー・トーナメントではプールという、の段階で、アイルランドがオーストラリアを破るという番狂わせで、決勝トーナメントはとんでもない組み合わせになりそう。

もともとラグビーは番狂わせがあまりおき難いスポーツ、ランキングが13位の日本が一桁ランキングの国に勝つのは大変なこと、今回も ランキングの1-7位はベスト8に進みそうだし、8位のスコットランドも昨日9位のアルゼンチンに一点差で負けたために厳しくなったが、殆どの試合は飛び離れたランキングの差の相手に勝つことはない。

その結果、私の独断では、準準決勝は、

アイルランド(6) vs ウェールズ(7)

イングランド(4) vs フランス(5)

南アフリカ(2) vs オーストラリア(3)

ニュージーランド(1) vs アルゼンチン (9)

という 北半球 の山と 南半球の 山 に分かれてしまった。 (カッコ内はランキング)

ランキングのトータルを見ると 北半球の山が 22 に対し 南半球の山は 15 で明らかに 下の山が厳しい。 アイルランドと オーストラリア を入れ替えると、19 と18 で バランスしている。

この結果、イングランドかフランス と 南半球の 3強のひとつの決勝になりそう。

この前も当たらなかったが、あえて言えば、イングランド vs ニュージーランド か、、、

イングランドはいつも籤運が良い気がするのは私だけだろうか?

アイルランドとオーストラリアの関係は、102日にアイルランドがイタリアに大敗すると逆転する可能性があるし、イングランドも101日 スコットランドから勝ち点を取れないと予選敗退の可能性がある。

日本早々と居なくなったので、放送は J-Sports に頼ることになる。

Hi-Vision 放送増やして欲しいな、、、、

2011年9月24日土曜日

相対性原理を超えたか?

9月2日(


ニュートリノは光より速い?

9月は11日から19日まで Kentucky → North Carolina へ行っていたので、暇人ではなかったので、このブログは書けませんでした。

時差ボケもまだ取り切れていない昨日、衝撃的(私にとって)なニュースが飛び込んできた。 名大などを含む チームが 欧州合同原子核研究所(CERNの加速器で作った ニュートリノ をイタリアの地下研究所の検出器で受け取りその時間と、距離を正確に測った結果、ニュートリノは 光より 10万分の2 だけ早いという観測結果が出たというものだ。

これは以前 東大の小柴教授が スーパーカミオカンデで 超新星爆発から出たと思われるニュートリノの捕捉に成功した結果と矛盾してしまった。

ニュートリノに質量があることは、いろいろな実験から確からしいし、このスーパーカミオカンデの観測では、ニュートリノが光とほぼ同時に届いているので、アインシュタインの相対性原理には矛盾しないと思われてきた。 もしも今回の結果が正しくてこれを、その超新星爆発に 当てはめると、光はニュートリノよりも 1年以上も前に届いていることになるそうだ。 

ところが今回の実験が正しいとすると、 “質量のある物質は光の速度を超えられない” という相対性理論が成り立たない世界があるということになる。

早速松本零ニ氏は ワープの可能性があると喜んでいるし、たぶんタイムマシンの可能性もあるということだろう。

今後、このツ実験をやっていくわけだが、

今回の実験が正しいのか、小柴先生の観測結果が正しいのか? はたまた、両方が正しい、または両方とも別の解釈ができるのか、興味は尽きない。

秋の夜に考えるのにはちょっと私には難しすぎるので、今後の研究結果を待ちたい。  

2011年9月2日金曜日

珍しく本の話題

9月2日(


やはり活字は読みやすい

私にとって、あまりにもツキが無かった8月が終わり9月に入ったが、8月に読んだ本4冊、 書評ではありません、私の独断的感想です。

井上ひさし 「日本語教室」 新潮新書

井上ひさし 「井上ひさし と141人の仲間たちの 作文教室」  新潮新書         

内田百閒  「私の漱石と龍之介」  ちくま文庫

本川達雄  「生物学的文明論」  新潮新書                                   

上から順番に読んだのだが、圧倒的に面白かったのは、「私の漱石と龍之介」、 前に一度読んだのだが、斜めに読んで、何か足りない気がしたので、読み返した。  さすがに面白いし、文章を読んでいるだけで、内田百閒の漱石に対する畏敬の念が伝わってくるし、漱石の子どもっぽいところに対する愛情も伝わってくる 百閒の「百鬼園随筆」も前に読んだが、「私の漱石と龍之介」のほうが、的が絞れていて面白い。

井上ひさし の二冊は面白いとか、どうとかいうものではないが、このような本を読んでも一向に文章が上達しないのは、こちらの感受性か、、、、 でも 井上ひさし ご推薦の 必携国語辞典 (大野晋) 角川学芸出版 は早速買い求めて、ブログを書くのにも 手元においている。

さいごに 本川達雄  「生物学的文明論」、これは感心しなかった。 これがベストセラーになるのは、本川達雄先生の 20年前の 「ゾウの時間ネズミの時間」の新しい発想を皆期待して、買うのだろうが、本のうちほとんどは当たり前のことが書いてあって、残りは 「ゾウの時間ネズミの時間」 の焼き直し、買って損したと思う本はあるんだ、とつくずく思う。


読んでみて、つくづく、今の電子図書ブーム、本当なのかと思ってしまった。 これだけの本を一度に読んだら、スクリーンの上だったら、目の弱い私は、疲れてしまい、肩は凝るし、しばらく遠くを見ていないと、視力は回復しないのだが、紙の上の活字ではそういうことは起きない。 若い人は大丈夫なのだろうが、私のような歳よりにとっては電子図書は”ごめんなさい”になってしまう。 少なくとも今の iPad ではどうしようもないことは確かである。

2011年8月23日火曜日

またまたスポーツ関係だが

8月23日(


野球奨学生排除論を排す

全国高校野球選手権大会が終わって、またまたこのような論調がマスコミに目立つ (8月22日の日本経済新聞朝刊) 高校野球の周りに群がる大人たちのいやらしさは目に余る。

何で 高校野球だけ、高校野球留学(奨学生)がいけないのだろう? ゴルフだったら、宮里藍も、有村も、池田も皆 留学生、、、 勉強だったらラ・サール高校 なんて、全寮で鹿児島以外の人間がゴマンといて、高校生クイズで優勝したって、だれも県外生だと問題にしないのに、、、、

外国では、スポーツ奨学生はあまりにも当たり前すぎて、このようなあほなこという人は一人も居ない。 同じ教育なのに、なぜ野球だけ特殊なんだろう? 多分この筆者のように野球一筋の人間で凝り固まった社会だからだろう。

この手の輩は、純粋に地元の学校が、活躍してくれて喜んでいる被災者を含む人たちに水をかけたようなものだと思う。 ”自分たちの聖域さえ守れれば良い”、、、という考えでは、京都の大文字焼きと同じようなものだ。

今の若い人たちがあまりに内向きな中で、積極的に親元を離れて、3年間一つのことに打ち込める環境を積極的にサポートしたい。

もしも東北に スポーツ奨学生制度が無かったら、ダルビッシュも、宮里藍も、池田雄太、も今のようではなかったはず、、、、  心優しい 東北で 過ごした 3年間は 彼らの成長を、すごく助けたと思う。  親元から通える地元の学校で、とても東北で過ごしたほどのものを得られたとは思えない。 マー君だって大阪に居たら、 あれほど伸びたかどうかわからない。

このような中で、 地元の高校生たちが、実力でレギュラーをとってこそ、本当に強い東北野球になると信じている。

親は本当に子どもの成長を願うなら、なるべく子どもを早く放しなさい、周りの人間はそれを阻害するようなことをしてはならないのは、高校野球だって同じことだと思う。

2011年8月18日木曜日

またまた、、気になって仕方がない言葉

818日(木)

ランエンドヒット:

一時 ランエンドヒット なんて英語はないんだから、ヒットエンドラン と言おうという人が多かったが、また最近、放送でもよく聞くし、新聞までも書かれているので、気になる。

この言葉は根が深くて、元は早稲田の飛田穂洲 あたりに遡ると思われる。 今で言えば 広岡達郎氏あたりが、この言葉の急先鋒だろう。

最初は単純に英語の解釈がおかしくて、AND を“そして” と訳すことから、売ってから走るのではなく、走ってから打つのだから “ランエンドヒット”が正しいと、言っていたように思う。 AND は当然 何とかと何とかが同時に起こる 時に使われる ANDで 決して 売ってから、走るという 表現ではない。 じゃ、“ Run and Hit” でも良いではないかと言われるが、これは 英語のリズム的におかしい。

ストライクをボールより先に コールしていたのを 最近国際共通の ボールから先にコールするように 改めたばかりだが、また このようなことが、起こっている。 ランエンドヒット だと言っている人、これが教育関係者が多いのがまた問題、の筋が全く通らないので、なぜまだ跋扈しているか、とても不思議に思う次第、、、、、

2011年8月12日金曜日

気になって仕方がない事

812日(金)

ラグビー選手 口髭事件:

スポーツ選手に口髭流行っているのかな? 今はしていないが、巨人の小笠原、Fマリノスの中澤、などときどき見かける。 ラグビーでは神戸製鋼の大先輩平尾がやっていましたね、、、単純な疑問だけど、どういうつもりで口髭をはやしたのだろう? 皆違う理由かもしれないが、、、、単純にバカなことをしたと言う気がしないのはなぜだろう? 口髭は剃っているが、自分が髭を生やしているからか?

ラグビー協会だって、ほかのスポーツ団体だって、禁止薬物リストは持っていて、選手にも徹底しているはず、でも、毛生え薬はリストしていても、口髭は盲点でしょう、、、、ほかのスポーツ団体も気を付けなければならないだろう。 格闘技系は強そうに見せたいという気もあるはずだから特に気を付けないと、、、“もって他山の石となすべきか”

朝日新聞より

“日本ラグビー協会は10日、4月に行った抜き打ちのドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示し、暫定的資格停止処分を受けていた元日本代表、山中亮平選手(23)=神戸製鋼=に対し、国際ラグビーボード(IRB)が裁定した2013年4月27日まで2年間の資格停止処分を受け入れると発表した。

 同選手は大阪・東海大仰星高と早大で活躍後、今春に神戸製鋼入りした有望選手。宮崎での日本代表候補強化合宿中の検査で男性化ステロイド薬の成分が検出された。7月にIRBの聴聞会で頭髪以外の体毛を増やす育毛剤を口ひげを増やすために使用、ドーピング目的ではないと釈明したが、2年間の資格停止処分の軽減にはならなかった。“

2011年8月5日金曜日

気にはなるが、あまり言いたくはなかった事

8月5日(金)



原子力発電と代替エネルギー


今日の日経 吉本隆明 の意見: (一寸長いが、私の言いたいことを上手くまとめてあるようなので)


「原発をやめる、という選択は考えられない。 原子力の問題は、原理的には人間の皮膚や硬い物質を透過する放射線を産業利用するまでに科学が発達を遂げてしまった、という点にある。燃料としては桁違いにコストが安いが、そのかわり、使い方を間違えると 大変な危険を伴う。しかし、発達してしまった科学を後戻りさせるという選択肢はあり得ない。 それは人類をやめろ、というのと同じです。

だから危険な場所まで科学を発達させたことを人類の知恵が生み出した原罪と考えて、科学者と現場スタッフの知恵を集め、お金をかけて完璧な防御装置を作る以外に方法はない。 今回のように危険性を知らせない、とか安全性で不注意があるというのは論外です」


友人の I氏の 太陽光発電に関する意見: (太陽光発電は世の中一般に思わされているように、簡単ではなく、一筋縄でいかないこと)


日本では実効発電%12% と言われています (孫正義氏が参照しているデューク大の研究者の論文では 太陽の強いノースカロライナの実効%15%だそうです)。
 日本での1000万戸による実際の平均発電量は:
 4kw x 1000万戸 x12% = 480kw
これは原発の6000万kwの 8% でしかありません。1000万戸に乗せるための国・地方自治体からの補助は巨大ですが それで生み出される太陽光発電量はえらく小さいことがわかります。菅さんはこれを知らな
かったのでしょう。


吉本隆明もI氏も 菅総理の大学の先輩、辞めない総理は学生時代市民運動ばかりしていて勉強していなかったのか、学生運動のカリスマの意見までも聞く耳も無かったような独断的な人物なのか、、、、


そのほかの 風力発電、地熱発電 なども、一筋縄ではいかない点は同じ、、、おいおい気が向いたら書きます。

2011年8月2日火曜日

気になって仕方がない事

原発関係のことは 言わないつもりだったが、あまりにも無茶苦茶な報道が多いので、、、

7月31日(日)

放射線モニタリングポスト:

日経の社会面に毎日各地の放射線量が載っているが、これがまた、見れば見るほど不可解。 一週間ほど間をおいて、2回のデータを載せると、、

モニタリングポストの値と、地上1m の値が微妙に違うのだ、、、 これはモニタリングポスト の高さが場所によって異なるからに他ならない。モニタリングポストの高さは注を見ると 2.5m – 80.3m とある。 それでも 1m の値より高い値もあるなど、データはまるで同じものを比較しているとは思えない。

福島県は実施していないが、これは1mの値しか図っていないということなのだろう。

1m の値は Apple to Apple の比較をするために載せているのだろうが、この表を見る限り、測定条件を同じにしないで測ると、何を測っているかまるで分らない。

1m の値を比べてみると、福島市は10倍程度高いが、他のところは、西日本と変わらない数値である。 東京とか神奈川でも 神経質に自分で放射線形を買って調べている輩が多いが、みなさん同じ条件で測測っているとはとても思えない。 そういう人たちの測った、訳のわからないデータが一人歩きしているのが現状、、、、気持ちは分からないことはないが、放射線アレルギーの後遺症でしょうね。

事故の後、放射能が怖いと関西に逃げた人が結構居るが、一般に大阪の放射線量は東京よりも高いのです。 これは原発の事故に関係なく昔からです。 御影石が多いからって言う説もありますが、 大阪の発ガン率が他と比べて高いなどということは知らないし、要は気にするレベルでない放射線量でびくびくしているってことです。


放射線汚染肉牛:

牛肉の問題もひどいですね、、、何がひどいって、問題への過剰反応と、被災地への風評被害をはじめとする仕打ちですよ、、、、

あれぐらいのレベルなら、食べたって全く問題ないのに、、、、、

せめて 我々のような、もう仕事はほぼ終わり、何をやっても寿命に関係がなく、 少し放射能でも浴びないとボケ防止にならないような 人間で ”東北の牛肉を率先して食べる会”でも作って政府に希望者には出荷規制を緩めるように働きかけたいと思うほど、、、、

とにかく、今のマスコミの論調など、原発憎ければ、すべて憎し でしょう? 無知なお母さんたちが ”何を信じてよいか判らない” と言っても、それが自分たちのことも言われているとは、思おうとせずに、全て 東電と 政府のせいにすればよいと思っている。

もうひとつ感じたのは、やはり”日本の牛肉 はおかしい” ということ、 ‐‐‐ 出荷を抑えると、牛が メタボになり、成人病を起こす‐‐‐ という 報道があったが、これって、そんな太りすぎの牛の脂を食っていては、人間が成人病になるってこと、、、A5ランクの牛肉なんかばかり食べていると、放射能以前に 成人病になってしまう。

福島牛肉食って 放射線理由のがんになるリスクは、A5 ランクの牛を食って 心筋梗塞・脳梗塞 起こすリスク よりはるかに低いと思いませんか?

もっとも、私自身はあまり脂の強い牛肉は嫌いで、世界で一番おいしい肉は スコットランドの アンガス ビーフ だと思っていますけどね。


黄砂で脳梗塞リスク上昇:

やはり731日の日経朝刊から、

、、、

重症タイプだけに限っているとはいえ、1.5倍にもなる発症リスクなんて 放射能関係では聞いたこともない高い数字です、

これも、 牛肉食って 放射線理由のがんになるリスクは、 黄砂を吸い込んで脳梗塞になるリスク よりもはるかに低いと思いませんか?


原子力発電なんて 頼らないに越したことはないけど、すぐに全部止めることなど、とてもできない世の中です。皆が江戸時代の暮らしをできれば楽勝だけど、マスコミが言うようには再生型エネルギーに今すぐ替えることはとてもできないことについては、いずれ機会があったら、書こうと思う。

せめて リスクの大小の正しい認識をもって、余計な不安だけを煽ることはやめて欲しいものだ。

2011年7月30日土曜日

長野2011

7月25日(月)

茅ケ崎 → 四阿高原:

去年も訪れたSさんの別荘へ、本来なら高齢のSさんをお連れしてくるはずだったが、息子さんの急病で、結局家内と二人で来ることになった。

今回は相模原→八王子→圏央道路→関越道→上信越道経由 上田から入る道を選んだ。 茅ヶ崎を出たのは朝の535分、なんと10時ごろには四阿高原に着いてしまった。    

去年の8月以来開けていなかったようで、最初にすることがかなりあるが、涼しいので汗が出ない。

夕方すごい雷雨、、、

7月26日(火)

四阿高原:

一日四阿高原でゆっくり過ごす。

昼は以前Sさんの亡くなったご主人にうかがった真田城跡に近い佐助という蕎麦屋に行く。 佐助御膳という、なめこおろしそばに天ぷらとご飯の着いたものをとる。 東京の下町以外でついぞ蕎麦屋の天ぷらに満足したことはなかったが、ここの天ぷらは結構うまい。

帰りに、上田市の観光協会でもらった、“くちこみそばマップ”にも載っていたので、有名店らしい。

7月27日(水)

軽井沢:

折角近くまで来たのだから、千ヶ滝に別荘を持っている従妹の牧村夫妻を訪ねる。 真田のあたりから4号線→浅間サンラインで軽井沢の町に入る前に裏道を通るととても近い。

牧村夫婦はこちらに来たときは、料理はすべて旦那がやるという、家内がうらやましがること、、、、

午後から四人で軽井沢町営の“木もれ陽の里” へ温泉に入りに行く。 老人のデイケア施設、障害者支援センターなどもあり、とても立派な施設だが、あまり使われていないようで、温泉もあまり人はいない。 もったいない話だ。 この温泉はなんと毎日蓼科からお湯を運んでくるという。 軽井沢の温泉は星野温泉の仕切る温泉協会の反対で使えないという噂を聞いたが本当だとしたら変な話だ。

7月28日(木)

奥志賀高原 “森の音楽会”:

9時ちょっと過ぎに千ヶ滝を経ち、北軽井沢→長野原町→草津温泉→草津志賀道路 を通り奥志賀へ、途中白根山のあたりは霧が深く、景色は何も見えない。昼ごろに奥志賀の堂野前さんの山荘に着き、昼食をご馳走になる。

午後3時半から奥志賀高原ホテルの森の音楽堂で行われる“第26回森の音楽会”を聞きに行く。 森の音楽堂は6角形の木造のユニークな建物で、500名ほどの客が入る。

この音楽会は奥志賀に別荘を持つ小澤征爾がアジアの若手の優秀な音楽家を集めて、優秀な先生を呼び、教える、その発表会ということである。

プログラムは:

1. G 線上のアリア; 東日本大震災の犠牲者の鎮魂の意味を込めて*

2. ベートーベン: 弦楽四重奏曲第六番 中国からの生徒さんたちによる

3. ドビュィッシー: 弦楽四重奏曲作品10 日本の生徒さんたちによる

4. モーツァルト: ディベルティメント K136

5. チャイコフスキー: 弦楽セレナード 作品48から*

小澤征爾指揮 2011小澤国際室内楽アカデミー奥志賀

この日は小澤さん 曰く今年初めての本格的演奏会ということで、大病の後ということでもあり、 アンコールこそなかったが、素晴らしい躍動感のある演奏会だった。 でもクラシックの聴衆って、つくづくブルーグラスのそれとは違うと思う。

夜は堂野前別荘でステーキをご馳走になり、泊めていただく。


7月29日(金)

奥志賀高原 → 四阿高原:

朝から土砂降りの雨、

9時半に奥志賀の堂野前さんの山荘を出て、志賀高原を下り、湯田中、信州中野、小布施、須坂、菅平を通り、四阿高原に戻る。 途中小布施の竹風堂で栗おこわを買い昼飯とする。

四阿高原に戻ったらなんと、日が差しているではないか、、、、テレビの天気予報を見ると、新潟県大雨とのこと、数キロ行けば新潟県の奥志賀の土砂降りはこの余波であったようだ。

昼食後 近くの長野県の菅平薬草栽培試験地(通称薬草園)に散歩に行く。

親切な県の職員にいろいろ説明をしてもらい、家内はラベンダーを切り取らせてもらった。